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第95回ピッコロ室内楽サロン

ヴェンティ・コルデ

〜20本の弦で紡ぐ弦楽五重奏の調べ〜

2005年7月16日(土)
18時30分開演

ピッコロシアター小ホールにて

ヴェンティ・コルデ

 関西で様々に活動するフリーの弦楽器奏者によるアンサンブル。弦楽四重奏(2ヴァイオリン+ヴィオラ+チェロ)
に、さらにコントラバスを加え、合わせて20本の弦で演奏します(「ヴェンティ・コルデ」とはイタリア語で「20本の弦」
という意味)。室内楽のいわば基本形とも言える弦楽四重奏に、最低音楽器のコントラバスが加わったこの組み合わ
せは、音響が重厚に拡張されつつも、5つの楽器の「線」は鮮明に保たれる(チェロとコントラバスは太い1つの線を
描くことも、別々に2つの線を描くこともできるのです!)、魅力的な編成です。

 第95回室内楽サロンでは、3曲を演奏します。

 まず、20世紀前半に書かれた作品を2曲お送りします。
 19世紀のロマンティシズムへの反動からフランスを中心に広がった印象主義の影響を受けたレスピーギ(1879-1936)
が、16〜17世紀イタリアのリュート音楽を20世紀初頭の価値観のフィルタを通して編曲した《リュートのための古風な
舞曲とアリア第3組曲》(1931)。
 次に、同じくロマンティシズムへは反発しながらも、ルネサンスの旋法、古典派の様式に、20世紀初頭のジャズの感
覚を融合したヒンデミット(1895-1963)が、ベルリンの音楽学校の作曲部長となった年に書いた小品集、《8つの小品》
op.44/3(1927)。

 そして休憩を挟んで、それらの「反動」の種となった「ロマンティシズム」と民族主義に溢れた作品をお聴きいただきます。
 チェコのオーケストラのヴィオラ奏者を辞め、貧窮の中作曲に専念していたドヴォルジャーク(1841-1904)が、隣国オース
トリア政府の奨学金を得、ブラームスと交流を持ち作曲家として世に認められる契機となった年に書かれた、《弦楽五重
奏曲ト長調》op.77(1875)。


 20本の弦から紡がれる多彩な響きをお楽しみ下さい。

主催:兵庫県立青少年創造劇場/ヴェンティ・コルデ

出演:ヴェンティ・コルデ
清原千景 (ヴァイオリン)
松本えがく (ヴァイオリン)
坂本卓也 (ヴィオラ)
出原美帆 (チェロ)
林久美子 (コントラバス)


一般 \2,000 / 中高生 \1,500

ご予約・お問い合わせは こちら までどうぞ。



●演奏曲目

O.レスピーギ 《リュートのための古風な舞曲とアリア》第3組曲
P.ヒンデミット 8つの小品
--- 休憩 ---
A.ドヴォルジャーク 弦楽五重奏曲ト長調



Ottorino RESPIGHI - «Antiche danze ed arie per liuto» suite III
Paul HINDEMITH - Acht Stücke, op.44/3
--- intermission ---
Antonín DVOŘÁK - quintet for 2 violins, viola, cello and contrabass in G major, op.77


●出演者のプロフィール

清原千景 (ヴァイオリン)
 大阪音楽大学音楽学部器楽科ヴァイオリン専攻を経て、同大学専攻科修了。現在私立百合学院中等部講師。「アンサンブルSeiju」ヴァイオリン奏者。オーケストラ部指導や各地でのチャリティーコンサート開催など様々な音楽活動を繰り広げると共に、室内楽やフリーのオーケストラ奏者として活躍中。

松本えがく (ヴァイオリン)
 相愛大学音楽学部卒業。卒業後河口湖室内楽夏期セミナーや京都フランスアカデミー弦楽合奏クラス等、講習会を受講。秋篠音楽堂室内楽フェスタに出演。大和郡山市芸術協会員、大阪芸術大学演奏要員、大阪梅田河合音楽教室講師。

坂本卓也 (ヴィオラ)
 ヴィオラ、バロックヴァイオリンを大津睦氏に師事。2005年京都フランス音楽アカデミーにてJ.-P.ヴァッサール氏のヴィオラ古典奏法クラスを修了。また、各地講習会にてL.v.ダール、E.ガッティ、平尾雅子の各氏の指導を受ける。現在、オーケストラ・室内楽奏者として活動中。

出原美帆 (チェロ)
 15歳よりチェロを始める。滋賀県立石山高等学校に於いて池本成博、後藤敏子両氏に師事。大阪音楽大学音楽学部にに於いて河野文昭氏に師事。また在学中、故井上頼豊氏の公開レッスンを受講。卒業後は各オーケストラに客演の他、ピアノトリオなどにも取り組む。

林久美子 (コントラバス)
 1999年大阪音楽大学音楽学部器楽学科卒業。コントラバスを林俊武氏に師事。現在、オーケストラ・室内楽を中心にフリーランスとして活動中。高槻音楽家協会会員。